バイオレーサー5000を受けてみた結果

ワイズロードのサービス、バイオレーサー5000を受けてきました。

何をしてくれるサービスかはお店のWEB参照。

コンペティションでポジションを設定。

 

結果。

ものすごく自転車が楽しくなりました。

力を入れなくとも自転車がスッと前に出てくれる。

肩の力が抜け、足だけが勝手に回り続ける。

腰が安定したのでバイクコントロールとライン取りの自由度が向上。

回転を上げても尻が跳ねないので、長距離乗っても痛みが出にくい。

関節の負担が減ったので、強度を上げても怪我に繋がる類の疲労が溜まりにくい。

 

 

正直、この変化で5000円はコスパが良いどころの話じゃない。

変化した数ミリは5000円をはるかに超える価値がある。

車体の各数値を印刷して渡してくれるので、複数台所持していても同じポジションにすぐ反映できるという豪気。

バイオレーサー5000、おすすめです。

ブライトン ライダー530買いました

今までGiantのネオスシンクを使っていましたが、先日の200kmライドで電池が最後までもたずログが取れなかったのをきっかけに、サイコンを変更。

ブライトンのライダー530。ふれこみの通り、バッテリーは最高に長持ちします。

Wi-Fiでの高速ログアップロードからのストラバ自動同期も大変便利。

 

ナビ機能やらその他のウリは他の人に任せるとして、二か月間使用しイマイチかなと思うポイントだけ列挙。

 

・横の↑↓選択ボタン押しにくい。クリック感がなく、グニっと押し込むような形。

下部についているボタンはちゃんとカチっとした感触なのに。

 

・フォント見にくい。数字や項目のフォントが妙に詰まっていて、走行中に数字を確認するのに少しだけ目が滑る。慣れはしたけど、見にくいものはやっぱり見にくい。

 

上記二点はジャイアンOEMのネオストラックで改善されているみたい。

 

・高度自動補正なし。地点1~5と登録できるけど、GPSとは連動せず単に高度をショートカットとして登録できるだけ。高度計測自体はマトモなようで、ロギング開始前に自分で補正するか、スマホのアプリから補正が必要。スマホアプリはGPSから自動で高度取得して補正してくれる様子。

 先代ネオスシンクさんは走行風で冷やされると凄まじい勢いで高度1万メートルを超えたりしてたので、それと比べればまぁ。

 

・ごくごく稀に走行ログが保存できなくなることがある。

 恐らく内部FITファイルが破損している。記録全消去でもログが消えず、BTでのスマホアプリへのログアップロードも出来なくなった。

 結局PCへUSBで接続し、内部のFITファイルを消去することで復旧しました。

 まだ一度しか起きていない現象なので、そこまで気にする必要も無さそう。

 

・ごくごく稀にWi-Fiでログがアップロードされないことがある。

 これも一度しか起きていないけれど、走行ログがWi-Fiでアップロードされないということがあった。

 BTで接続しスマホアプリからはアップロードできたので、やはり気にはしていない。

 

とりあえず二か月ほど使用して気になったのはこのくらいですね。

ストラバとの自動同期が本当に便利で、ズイフトと合わせてローラーと実走を一元的に管理できるようになったのが一番のメリットかもしれない。

飛行機輪行でCO2ボンベをボッシュートされた話

飛行機輪行する際、誰もが1度は検索するであろうCO2ボンベの取り扱い。

基本的に預け荷物としてなら輸送が許可されているようです。

 

ただし、ボンベの内容物と容量が明記されている必要があるようです。

私の場合、行きは何も問題なくスルー

帰りにマルニクイックショットと共にボンベ2本ボッシュート

クイックショットは元々現地で購入したもので、確認してダメであれば現地の友達に渡すつもりだったので予定通り。

しかし意外なことにボンベまで持ち込み不可の判定。

職員の指摘では、ボンベの内容物と容量がプリントされていない、あるいはプリントが剥げてしまっているため持ち込みできないと。

ボンベの箱にでも記載があればオッケーらしいけど、当然箱なんか持ち歩くはずもなく、結局クイックショットと共に友達に託しました。

ちなみに国内線のスカイマーク

 

そして後から知りましたが、油性ペンでCO2 16g

とか書いておくだけでもオッケーになることがあるそう

ここらへんも職員次第ではあるんでしょうが、何も書かれていない裸のボンベは没収の覚悟が必要なことは間違いないようです。

皆様もご注意を。

 

心拍トレーニング メディオは無駄だったという話

半分誤解を招くタイトルをつけてみた。

もちろんメディオは正しく実行できれば有効なトレーニングです。

しかしながら、心拍トレーニングとしてのメディオを正しく実行するのが難しいというだけ。

 

メディオは心拍ベースだと最大心拍の80%程度の強度のトレーニングだとされています。

また、同時に一時間維持できる限界強度ともされています。

この二つの定義が心拍トレーニングでは非常に実現が難しい。

周囲のホビーライダーでローラーを所有している、ある程度やる気のあるグループに聞いたところ、メディオは楽だという人が多い。

そして楽だと言い張る人ほど脚が弱い。

詳しく聞くと、彼らは最大心拍の80%というのを守り続ける心拍トレーニングを実行している様子。

これが無駄なメディオの代表例です。(時間効率的にもっと良いトレーニングがあるという意味で。)

 

なぜ無駄なのか。

それは頭からすっぽりと「一時間維持できる限界強度」というのが抜け落ちているから。

本当に一時間限界であれば、スタート時に最大心拍80%であったとしても、一時間経過後にはもう最大心拍近くまで心拍数は上昇し汗ダラダラのヘロヘロになります。

一方で心拍数80%をキープすると、時間とともに強度は低下し一時間経過後もある程度元気なままとなります。

さらに言えば、多少脚を緩めても心拍数が落ちてくるまで時間かかるので、途中でサボっても見た目には分かりにくいのです。

本来の一時間メディオは終わったときにはもうヘロヘロです。

 

しかし、心拍計のみで一時間維持できる強度というのを判別するのは非常に困難です。

室内の気温や体調でもあっさり心拍数は変動しますし、同じパワーでもケイデンスにより大幅に変動します。

これで一時間維持できる強度を探るというのは無理な話。

なので速い人はハッキリとした目安になるパワーメーターを使うのですね。

パワーメーターは踏めば即座に反応しますし、同様に脚を緩めれば一瞬で下降します。

但しロードバイクの機材の中でも比較的お高めな部類となってしまうのがネック。

最近は25000円程度の中華パワーメーターが出てきましたが、はてさて。

 

効率的だけれども、高額な機材が必要なパワートレーニング。

だけれども、ローラーを持っているのなら実はすぐにパワーメーターを用いたトレーニングと同様のことができる可能性があります。

それは何かと話題のZWIFT。

実はZWIFTは一部普通の固定ローラーも対応しています。

固定ローラーの負荷をZWIFT側で算出し、現在のパワーをZWIFT上に反映、表示してくれるのです。

もし持っているローラーが既にZWIFTに登録されていれば、必要なのはBlueTooth対応スピードセンサーとiOSバイス。もしくはPCとANT+受信機と、ANT+対応スピードセンサー。

実はiPhoneもしれっとZWIFT対応しています。

運がよければ、追加費用ほぼ無しにパワートレーニング始められてしまうのです。

10万以上必要だったトレーニングが一気に身近に。

 

これを知った私は、さっそく前述のメディオ楽グループの一部にZWIFTを始めさせてみました。

するとまぁ一気に速くなる速くなる。

アベレージが上がっただけでなく、ちょっとした登坂もペースを落とさず踏ん張ってクリアできるようになっていました。

ZWIFTはただパワーメーター代わりになるだけでなく、今の力量測定やその結果に応じた長期トレーニングプランなども用意されています。

坂で踏ん張れるようになったのは、トレーニングプランに高強度のインターバルも組み込まれているせいでしょう。もちろんメディオ相当のトレーニングも。

一通りの成果が出始めた頃、彼は言いました。「メディオきっつい」

 

お手軽にパワートレーニングが始められるとは、いい時代になったものです。

手っ取り早く速くなりたい人、ぜひお勧めですよ。

自転車通勤最強ズボンはユニクロかもしれない話

自転車通勤につきものの悩み、服装。

夏場は当然汗をかきますが、そうそう着替えを用意できる環境の方ばかりではないのが現実。

 

そこで試してみたユニクロの”感動パンツ”

ストレッチ性と速乾性を兼ね備えた、スラックス様のボトムです。

これはまさに”感動”しました。

職場到着時、上半身は汗が流れ落ちているのに下半身はすぐにサラっとします。

ストレッチ性が高いため、ペダリングでひっかかるような違和感もありませんし、ロールアップもやりやすい。

今のところ耐久性も問題なし。

セールだったのもあり、今シーズン用に3本ほど買ってローテーションしています。

洗濯機で洗えるため、ジャンジャン洗って汗の臭いやべたつきが残るようなこともありません。

下着も速乾性のエアリズムにしてしまえば、かなり快適な自転車通勤ライフが開けます。

 

一方感動パンツの欠点としては

・スラックス様とは言えポリエステル100%なので、若干テカって安っぽく見える。スーツと言い張れなくもないけれど、服装にさほど厳しくない職場ならともかく、厳しい所ではどうかな。

・細身のシルエットを目指しているようだけど、形がカッコよくない。ついでにサイクリストにとってはウエストとヒップ腿のサイズ比が絶望的に合わない。私はウエスト70ですが、パンプした腿に合わせた結果ウエスト90のものを使用しています。どんだけ。

・これは欠点では無いですが、薄いので、硬いサドルを利用している人は座骨にダメージが来るかもしれません。

 

万能ではないけれど、自転車通勤に求められる性能としてはかなりハイレベルな製品だと思います。

2chTwitterをのぞいてみても、自転車通勤用として愛用者が増えているようですね。

お値段¥3990なので、自転車用ウェアと考えればそう高くもないのもGOOD。

快適な自転車通勤を求める人は、ぜひ一本試して感動してみてください。

 

※追記

夕立に遭い、完全にずぶ濡れになってみましたが

およそ10分ほどで生地の薄い脚部以下の部位はほぼ乾燥

30分もすれば全体が乾燥しました

完全に乾燥というわけではなく、繊維の中心はまだ湿ってるような気配でしたが、少なくとも装着感はサラっとしていたので問題は無いでしょう。

これは非常に頼もしい。

ハワイに輪行してオアフ島一周してきた記録

例によって写真は無しで行くスタイル

 

ハワイはオアフ島まで自転車を持って行ってほぼ一周してきました。

同じことを目論む人の助けになれば。

 

国際線での輪行は初だったので、まず色々と事前に情報収集。

ほとんどの航空会社で手荷物として自転車を預けることは可能なようだけど、会社によってサイズや重量に制限があったり、追加料金がかかるとのこと。

今回利用したのはデルタ航空

デルタの場合は手荷物として預けることは可能だけれど、追加料金が片道150$必要とのこと。

これは空港で預ける際に現金もしくはカードでの支払い。

現金は日本を発つときは日本円、ハワイからの復路はUSドル。

自分は往路はカードで、復路は現金ちょうど150$残していたのでそれで支払いました。

使用した輪行袋はオーストリッチのOS-500。

エンド金具を使用し、ペダルとチェーンとRDを外した状態で格納。

特にインデックスが狂うこともなく無事に往復できました。

帰りは現地で大量に買ったポテトチップスをクッション代わりに大量投入。

 

持っていくところや一周のルートは他のブログに詳しく書いてくれている方々が大勢いるので、今回は事前に見当たらなかった情報を残しておきます。

まず交通ルールは当然右側通行、日本人が多く泊まるであろうワイキキは一方通行も多く当然一通の逆走はポリスに見つかれば罰金です。

右折は標識がない限り赤でも可。左折は二段階左折となります。

右折が常時可となっている関係上、右折専用レーンがあちこちにあります。

最右端が右折レーンとなっている場合、自転車は直進する場合第二レーンの直進レーンで信号待ちとなります。

バイク専用レーンがある場合は先頭まで進んで良いようでしたが、そうでない場合はすり抜けせずに車列にきちんと並んで待機します。

 

舗装状況は日本よりかなり悪いです。

ガラスや金属が落ちていたり、舗装のひび割れに穴が結構あります。

最低でもナチュラルに抜重やバイクコントロールができるレベルになっていないと、楽しんで走ることは難しいかもしれません。

センチュリーライドのコースは舗装状況がマシなルートが選ばれているようですし、景色も十分に楽しめるようになっています。

”ハワイはやっぱり最高だった!”で終わらせたいのであれば、公開されているセンチュリーライドのコースをなぞるか、ワイキキのトレックストアあたりでお勧めのコースを聞いてくるべきです。

一周にこだわりたい人は、必ず耐パンクキットを十分用意することをお勧めします。

わずか170kmで前後のタイヤはボロボロになりました。

 

そしてボトルはセンチュリーライドのコースならダブル、一周ならできればトリプルかダブルボトルを常に補充しながら走る必要があります。

日本と違い自販機はありません。

センチュリーライドなら割と給水できるポイントには困らないんですが、一周となると話は別。

島の中央部を縦断することになるんですが、しばらく給水地点が無くなります。

登りも含まれるため、しっかり補充しておかないと見渡す限り赤茶けた大地とパイナップル畑の中で絶望することになります。

登りといっても最大斜度10%と少しでせいぜい標高300m程度ですが、ハワイは非常に風が強く吹くことがあります。

私が通った時は完全に向かい風、下っているのに足を止めるとバイクも止まってしまうほどでした。

ダブルボトル満タンで挑みましたが、両方とも空になりました。危ない所だった。

 

さらにハワイにはフリーウェイとハイウェイがあります。

フリーウェイは高速道路、ハイウェイは国道みたいなもんです。どちらも無料で料金所やゲートがないため、油断するといつの間にかフリーウェイの入り口に立っていたなんてこともあり得ます。

青いマークでH1やH2といった表示があり、これらは自転車は侵入できません。分岐の標識はよく見ておく必要があります。

カメハメハハイウェイなどは自転車通行可。

不安になれば、ハワイはGoogleMAPで自転車のルート案内が使用できるのでそれに従うのも手。

現地でオフラインマップがダウンロードできるので、あらかじめホテルでダウンロードしておけば外出先でもナビが使えます。

ソフトバンクユーザーならアメリカ放題に加入しておけばほぼ全域でスプリントのネットワークが使えました。

ただしハワイに数多く存在する自転車専用道路はグラベル状態になっていたり、木の枝が散乱していたりホームレスが多かったりとロードバイクでは少し厳しいルートになっているため、完全に自転車ルート案内に従うのも厳しいかもしれませんが。

 

このようにオアフ島一周には多少困難がつきまとってきましたが、

慣れない環境で一人挑戦してみるという意味では非常に濃厚な達成感も得られました。

他人にお勧めできるかと言われると、正直やめておけと言いたいですが。

センチュリーライドが海岸沿いのみで折り返すのにはきちんと理由があったということです。

何かあったら慣れない土地だけあって命の危機ですので、挑戦する方はくれぐれも十分な準備を。

 

ちなみにバスは自転車を乗せられます。フロントバンパーに自転車くわえて走ります。

無理だと思ったらバスに拾ってもらえば、英語が使えれば最悪死ぬことはないでしょう。たぶん。

すれ違うサイクリストは挨拶するとだいたいアロハサインを返してくれます。

サイクリスト同志挨拶するのはどこでも同じなんですかね。

追い越す時は"on your left!"とか声をかけてあげると親切。

こんな所でしょうか。

日本は舗装や自販機と言い、自転車後進国ながら環境には恵まれているんだなぁと帰国して実感しました。

外国もいいけど、まずは日本を走りつくしてみたい。

グラベルキングSk40cの評価が変わってきた

通勤含め、1000kmほど走ってグラベルキング40cの評価が変わってきたので再度書いてみる。


まず通勤や街乗りにおいて、転がり以上に大事なのはブレーキ性能。

転がりのいいTuonoハイブリッドからの履き替えだったので、すっかり転がりの甘さばかりに目が行き、そのことを忘れていた。

グラベルキングは転がりこそ高圧タイヤに負けるが、潰れ方が良いのかコーナーのラインが非常にニュートラルで操舵性が良い。

関連して、ブレーキによりタイヤが潰れた時のグリップの高まり方がすごく分かりやすい。

障害物などを避ける際に、下ハンでブレーキしつつエイヤっと車体を曲げていくという、ロードでは自殺行為的な辛い作業を難なくこなしてくれる

そのおかげか、Tuonoを使用していた時は思わずヒヤリとしてしまうようなタイミングでの車の割り込みなども、グラベルキングに変えた今では余裕をもって対処できている。

しなやかな路面追従性もあり、荒れたアスファルトも当然難なく走破してくれる。


転がりの甘さは相変わらずだが、出来るだけ車体を跳ねさせないように丁寧に回すペダリングを心掛ければ、ある程度の速度は楽に維持できることにも気がついた。

パワーを出そうと高圧タイヤと同じように縦に踏んでしまうと、低圧のグラベルキングが潰れてしまい車体が上下して大きくパワーロスになってしまうようだ。

ポジションを見直し、パワーよりも推進効率を上げたペダリングに移行した現在、メディオ領域の心拍で平坦なら30km/hを下回ることは滅多に無くなった。

街乗りなので当然フラペに普段着なので、ここまで速度が乗れば十分だろう。

下ハンを持てば更に速度が乗り、多少の凹凸はタイヤが吸収してくれるので非常に気持ち良くバイクが進んでくれる。

バイクが進まない時は大抵、セミノブの発するノイズがペダリングに合わせて変化してしまっている。

踏んでしまっているとタイヤが地面に押し付けられ、ノイズが周期的に変化するのだ。

バイクがよく進む時はノイズが一定になる。非常に分かりやすい。


もしパンクや寿命で履き替えても、次もグラベルキングSK40cを選ぶ気がする。

転がし方さえ覚えてしまえば、リラックスしてどこまでも運んでくれる。

これで平坦基調のブルベとかも面白いかもしれない。